シロバナタンポポ
 西日本を分布の中心とする、白い花をつける5倍体種。現在は北陸や関東地方でもみられる。葉や花茎の色が薄く、全体に白っぽい。冠毛(綿毛)や果実もタンポポに比べて大きい。稀に薄黄色の花をつけるものがあり、キバナシロタンポポとよばれている。

 最近、北海道松前町のお寺にシロバナタンポポが咲いているとの情報をいただきました。
 
シロバナタンポポ
T.albicum
総苞片は薄緑色で、外片は少し反り返っている。また茎の上部に綿毛のような蜘蛛毛がみえる。(画像をクリックすると別ウインドウで拡大表示します)
劣勢の在来種の中でも結構たくましく、都市部の道端でも自生している。時にはこんな大群落にも出会う
セイヨウタンポポとも共存している。むしろ、セイヨウタンポポが圧倒されて小さくなっている。
同じ在来種のクシバタンポポと混在していることもある。(玉造温泉近くの線路脇)
 <撮影データ>
場所 :島根県松江市
撮影日:2002年4月7日午前11時頃
カメラ:QV7000


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